冬遊び

2005年3月7日 スポーツ
 気がつけば、いつの間にかひな祭りも終わっているというのに、先日、ほんとに1000日ほどぶりにスキーをしなくてはならない羽目になった。
 おそらく、スキーというものはやればやるほどうまくなるのだろうとも思うし、一番上達に必要なものは、根性と恐怖心の克服であろうと思うのだが、ごめんね、どちらも欠けているの。

 あまりに久しぶりにスキーなんてするものだから、「はじめはちょっと初心者ゲレンデでだらだら滑ろうかしら」と思っていたのもつかの間、連れて行かれたのはいきなりの急斜面。必死の思いでついていったら,「俺たちについて来れるなんて,上出来だよ」と言われる始末。
 しかも,すでに筋肉痛だというのに,翌日には大回転風のタイムトライアル。

 でもさすがになれてくるのか,無駄な筋肉を使わなくなってくると,とっても楽しく雪遊びができるのでした。滑り始めはあんなにいやだったのに,もう,またいきたくなっている。多分,今シーズンはもう難しいのだろうけど。
 さてさて、図らずも先日のレゴに対する駄文が、予言のようになってしまった訳だけれども、アメリカGPの中継は、かなり楽しませてもらった。
 
 もちろん佐藤琢磨がついに、表彰台に上った、というのがメインテーマであるのだが、それを抜いてもハプニングの多い、見所の多いGPだった。

 佐藤琢磨は速かった。

 今まで、良いところまでいきながらのマシントラブルだとか、クラッシュに巻き込まれるとか、ピットイン戦略のミスだとかで表彰台を逃してきただけに、この3位は、本当によかったと祝福したい。

 そして、上記のとおり、レゴのまんま、この夜のシューマッハ(ミハイル)も速い人でした。

 さらに、フェラーリ仲間のバリチェロ(最速のナンバ−2ブラジリアン←キャッチフレーズ)もやはり2位。

 今回はクラッシュが多くて、完走できたのはわずか9人だけだったし、ラルフ(弟)シューマッハもクラッシュして、病院に行っちゃったし、改めてF1の怖さを感じましたね。

 でも、本当に、得意のスタートでフェラーリ勢2人に行く手を遮られ、同じホンダのバトンが早々にリタイヤした中で、中盤以降どんどんとラップタイムを更新していく琢磨は、確かに格好良かった。

 解説の片山右京も徐々にテンションがあがっていっていたし、最後、シャンパンファイトで皇帝ミハイルと笑顔で肩を抱き合う佐藤琢磨に、改めて心からの祝福を送りたい。

 …次のフランスGPも、観れると良いなあ。

 
 いやあ、先日思ったんだけれども、深夜のF1番組って、どうしてずっと見てしまうんでしょうね?あの、変わらないテーマ曲のせいでしょうか?
 
 さてさて、最近は映画でもアニメでもなんでもレゴになってますが、皇帝もレゴになっていたとは驚きです。
 しかも、フェラーリつながりで、バリチェロがお供についてるあたりも泣かせますね。弟のラルフでは無いのですか。ああ無情、フェラーリ&レゴ。

 以前、「王子」と呼ばれる後輩が、高校卒業時に部活の後輩たちから渡された寄せ書きを魅せてもらったことがあるんですけど、
「いつまでもお元気で!ユミ」「〜大会のときの先輩はかっこ良かったっす!佐藤」みたいな普通の寄せ書きの合間に、

 M.シューマッハ byラモス

 …と書かれていて、かなり爆笑させていただきました。
 この脈絡の無さ、しかし、Mとあるからにはミハイル(兄=皇帝)のことなんでしょうが。王子は当時、何において最速の男だったのか…?

 閑話休題。

 最初はなんだか現実味の無い車が同じところをぐるぐる回っているだけじゃん、などと、冷めた目で見てたんですが、つらい試験勉強中などにテレビをつけっぱなしにしていたところ、…意外とおもしろいじゃないの!と思った訳です。

 まず実況/解説のバランスがよく、飽きさせない。ドライバーの人間ドラマ(誰と誰が仲良しだ、とか、誰はチームを変わったらのびのびして成績が伸びている、とか)を語ってみたり、チームの状況など語ってみたり、なんだか視聴者を親しい気持ちにさせるのです。

 そして、なんといってもピットイン。ほほう、この車は2回で乗り切るつもりなのか、とか、このピットインではタイヤは替えずに給油だけなのか、とか、見れば見るほど事情が分かってきて興味津々です。

 ときにマシントラブル。無茶をしてピットまでもたなかった、というのはよく見かけること。クラッシュは見ていてつらいですが、マシントラブルでそれまで好調だった選手がコースを去るのを見ると、「ガンバレ」と励ましたくもなるというもの。

 しかしこの、一寸先は闇の、まさにマッハの世界で、やはり安定してトップを走り続けるシュトルム・ウント・ドランク(疾風怒濤)なミハイル・シューマッハは、赤い皇帝の名にふさわしいヒーローである。

 赤い皇帝…(ん?シャアザクっぽい響き)
 
 あと、ラルフも、バリチェロもがんばれ。
 でも、私はライコネンも結構好きです。