いや別に、この本持っているわけじゃないっすよ?

 この「タイ古式マッサージ」は、少し前から私の気になる存在ではあった。確か東京在住のペルシャ絨毯商人(トルコ人だったか?)が都内でタイ古式マッサージの店もいくつかやっていて、その理由が「私が今まで受けたマッサージの中で一番効いたから」というものだったわけだ。マッサージは国境を越える

 そうして先日、親友とスーパー銭湯に行ったところ、
『タイ古式マッサージはじめました』

と、なんだか初夏の冷やし中華みたいなことになっているではないか!基本的にこういうのはノリだ、と思っているフシもあったので、40分体験コース、お願いしました。

 NHK体操のお兄さん風の若い兄さんに部屋に案内されると、「申し訳ございません。本日、こちら天井のライトが切れておりまして、間接照明のみのムーディーな状態になっております」とのこと。何だそれ。あああこれでもうわたしの笑いモードスイッチが入ってしまいましたよ。
 マッサージというか、ひとまかせのストレッチングで、他力本願希望の私にとってはなかなか気楽なものだったのだが、この本の表紙の真ん中あたりのえびぞり的な姿勢になるときに、このお兄さんは
『ハイ、キメまーす♪』
 
 え、あなた今なに言いました?と思うまもなく、ぐはあ、とばかりにえびぞりとなり、反論も爆笑も不能となった。確かにポーズをキメるということなんだろうが、その掛け声は何なの?この後この名ゼリフ「ハイ、キメまーす♪」を少なくとも5回以上聞くことになろうとは…。
 お兄さんは「このマッサージは本場では120分行うのが普通なんですよ」というが、いやいや40分でもなかなかでしたよ。ペルシャ絨毯商人の言うとおり、いや効くわこのマッサージ。ていうかストレッチ。すごく体が軽くなったもの。しかも効果がその後3日は続くし。すばらしい、目覚めちゃったよ、タイ古式マッサージ!
 ああ、また疲れが溜まったら、キメてもらいに行こう、オカマっぽいお兄さん、と思いながら日常に戻るのです。

コメント

G−dark
G−dark
2005年12月15日18:40

 「ムーディーな状態になっておりますって・・・き、キメますって、えぇ!?」と爆笑してしまいました(笑)。
 タイマッサージ面白そうですねぇ^^