The Band The Band
2005年12月5日 invention and sinphonia
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「本物のロックは、『The Band』の解散を以って、その終焉を迎えた」
と、恩師は言った。
彼はわたしの恩師であると同時にギターをかき鳴らし頭を振りつつjamり、スポーツカーを乗り回すPTA会長だ。彼に言わせると、この解散と共に「ロックは死んだ」と。そして残されたのは「商業主義に侵されたポップスと贋物のロック」と。
まあどちらかというと、その「ポップス+贋物のロック」の世代なのでわたしにはなんとも云えないが(そして彼もまたその世代である)、その台詞は、コルビジェの「マンハッタンは低すぎる」と同じくらい格好よく響いたし、多分わたしが一生かかっても吐けない様な明言であることには違いなかろう。
しかし、音楽とか本とか映画とか芸術とか、そういう自分の好みを語るのはなんと恥ずかしいことだろう。赤裸々ですよ、あからさまですよ。ほら、そこで電車の中で連れの女にいいとこ見せようとしていまさらIWGP(及びクドカン)語っちゃってるあなた、大分恥ずかしいですよ、ってわたしは思っちゃうんだけど、それでよし、とされる環境があるのも事実。割れ鍋に閉じ蓋。何か語るには語るだけのback groundが必要だろうし、無いならそれなりの謙虚さが必要だと思うわたしは古い世代ですかね、と問うと、このおじさま達は「そんなことないさ」と言ってくれているようである。
俗に“ブラウン・アルバム”として知られている本作は、ザ・バンドという偉大なグループを語る際には、真っ先に名前が挙がるアルバムだ。ザ・バンドは、4名のカナダ人と1名のアーカンソー州出身者から成る5人組。このセカンド・アルバムは、彼らの他のどんなスタジオ・レコーディングよりも親しみやすい内容を持っている。
「本物のロックは、『The Band』の解散を以って、その終焉を迎えた」
と、恩師は言った。
彼はわたしの恩師であると同時にギターをかき鳴らし頭を振りつつjamり、スポーツカーを乗り回すPTA会長だ。彼に言わせると、この解散と共に「ロックは死んだ」と。そして残されたのは「商業主義に侵されたポップスと贋物のロック」と。
まあどちらかというと、その「ポップス+贋物のロック」の世代なのでわたしにはなんとも云えないが(そして彼もまたその世代である)、その台詞は、コルビジェの「マンハッタンは低すぎる」と同じくらい格好よく響いたし、多分わたしが一生かかっても吐けない様な明言であることには違いなかろう。
しかし、音楽とか本とか映画とか芸術とか、そういう自分の好みを語るのはなんと恥ずかしいことだろう。赤裸々ですよ、あからさまですよ。ほら、そこで電車の中で連れの女にいいとこ見せようとしていまさらIWGP(及びクドカン)語っちゃってるあなた、大分恥ずかしいですよ、ってわたしは思っちゃうんだけど、それでよし、とされる環境があるのも事実。割れ鍋に閉じ蓋。何か語るには語るだけのback groundが必要だろうし、無いならそれなりの謙虚さが必要だと思うわたしは古い世代ですかね、と問うと、このおじさま達は「そんなことないさ」と言ってくれているようである。
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